生きていればいろんな問題が発生しますよね。
「げ!」
「まずい!」
「何で!?」
「勘弁してよ!」
そんな風に思ってしまうこともしばしば。
そんなとき、「問題だ!」「やばい!」と思っていると、
「やばい」ほうへ「深刻な」ほうへ、物事は進んでしまいがち、となります。
アインシュタインも言っています。
「人は、問題が起こった時と同じマインドセットで、その問題を解決することはできない」と。
じゃあ、どうしたらいいのか?
【ピンチをチャンスに変えるための考え方のステップ】
①事実を受け入れる(ありのままに見る)
②感情を受け入れる(自分に共感する)
③心を落ち着ける(呼吸を深くする)
④未来に目を向ける(イメージの力を活用する)
⑤チャンスに捉えなおす(ポジティブに考える)
⑥チャンスを生かすための行動を考える(行動にフォーカスする)
⑦できる一歩を踏み出す(実際に行動する)
それでは、各項目について、順番に見ていきましょう。
①事実を受け入れる(ありのままに見る)
まずは、起こってしまった出来事について、「事実の受け入れ」をしていきます。
紙を用意して、
「何が起こったのか?」
「何を問題だと思っているのか?」
「このままだとどうなってしまいそうなのか?」
「そうなると、何が困るのか?」
など、思うがままに書き出していきます。
その時に、
②感情を受け入れる(自分に共感する)
これを、同時にやっていくと、効果的です。
つまり、「①事実」について書きながら、
「②感情」=「どんな気持ちになるのか」を書き出していきます。
そして、そんな気持ちになる自分に、共感していくのです。
具体的には、
「このままだと、新規事業が立ち行かなくなりそう」
「資金繰りがピンチ」
「仕事が受注できない」「営業がうまくいっていない」「アポすら取れていない」
「やばい」「焦っている」「人生が終わるかもしれない(と思っている)」
「怖い」「不安」「ドキドキ」「手から脂汗」
など、事実と感情をセットで書き出していきます。
ある程度書いたら、「大事な親友への交換日記」だと思って、
「自分への共感メッセージ」を書き足していきましょう。
「当然だよ。そんな気持ちにもなるよね」
「ピンチと思って焦っちゃうよね」
「苦しいね。しんどいよね」などなど。
そうして、自分に共感したら、次のステップです。
③心を落ち着ける(呼吸を深くする)
自律神経的には、呼吸を深くする、吐く息を伸ばしていくことで、副交感神経優位の状態、つまり、リラックス状態を実現できるといわれています。
ゆっくりと吐く息を伸ばしていきながら、リラックスさせていきます。
合わせて、細胞は、意識を向けることで活性化する、とも言われています。
体の感覚に意識を向けて、どこがソワソワしているのか。
どこに力が入っているのかを感じます。
そうして、吐く息とともに、体がリラックスしていくのを感じていきます。
ここでも、イメージの力を活用して、「リラックスできる場所」を思い浮かべて、あたかも、今、そこにいるかのように想像するのも効果的です。
たとえば、温泉に浸かるっているイメージを思い浮かべて、ポカポカした体を感じる。
あるいは、お風呂で横になっているイメージを思い浮かべて、幸せな気持ちを感じる。
そうすることで、確実に、身も心もほぐれていきます。
もし、まだ、体の中にモヤモヤしたものや重いもの、こわばりを感じるなら、吐く息とともに、それが体から出ていくイメージを思い浮かべましょう。
吐く息とともに、どんどん体が軽くなっていく、そう思いながら、深い呼吸を続けていきます。
10分~15分、可能なら、最長で30分くらい、ゆったりと深い呼吸を味わうと、その前の状態とは、まったく違った心身の状態=「マインドセット」になっていることを感じられると思います。
④未来に目を向ける(イメージの力を活用する)
さらに整った状態をつくるために、「理想の未来」が実現したときのことを想像してみましょう。
例えば、「10年後の理想の未来」が実現したと思って、その時の充実感、わくわく感、喜び、幸せ感を感じ、さらに、その時の自分の立ち居振る舞いを想像します。
力強く、エネルギッシュな、今とは全く違った自分がそこにいるのが想像できたら、そんな自分として、日々生きている喜び・充実感を感じてみましょう。
そんな「理想の未来」を思い浮かべることができたら、身も心も、「問題を問題だと捉えていた時」とは、まったく違った状態になっているはずです。
⑤チャンスに捉えなおす(ポジティブに考える)
さらに、問題を全く違ったアプローチから解決していくために、「捉え方変換」を行います。
具体的には、「この出来事が何かのチャンスだとしたら、何のチャンスなのか?」を考えていきます。
これは、1つだけではなくて、多様な切り口から、考えていくことがオススメです。
例えば、
「成長のチャンス」
「新しい何かを始めるチャンス」
「自分の器を広げるチャンス」
「人生大転換のチャンス」
「新しい自分になるチャンス」
などなど。
あえて漠然とした書き方をしましたが、もう少し、具体的なチャンスにしたほうがいいですね。
「コミュニケーション力を磨くチャンス」
「新しい学びを始めるチャンス」
「今までとは違ったやり方を発見するチャンス」
「やろうと思っていたけれど、やってこなかったことをやるチャンス」
まだまだ漠然としていますが(笑)
いろんな切り口から考える大切さが伝わればうれしいです。
⑥チャンスを生かすための行動を考える(行動にフォーカスする)
そうして、「チャンス」の捉え方をいくつか書き出したら、そのチャンスを生かすための方策を考えます。
(その前に、「自己責任」で考えて、「なぜ、そのチャンスをこれまで、生かせなかったのか」を考える方法もありますが、今回は省略します)
「どうしたら、このチャンスを生かせるだろうか?」
「何をすることが、より豊かな未来を実現することにつながるだろうか?」
「何をやめることが、より幸せな未来につながっていくだろうか?」
などなど、自分に問いかけをしながら、アイデアの幅を広げていきます。
この段階では、正解はありませんし、どんなアイデアにも無駄なものはありません。
可能性を広げる意味でも、思いついたすべてのアイデアを紙に書き出してください。
そうすることで、脳に余白ができ、新しいアイデアがわいてくるスペースができます。
ぜひ、楽しみながら、いろんなアイデアを考えてみてくださいね。
(他人の脳を借りる意味でも、誰かと一緒にアイデア出しをするのも効果的です)
(誰かと一緒にできないときは、
「憧れの○○さんだったら、どうするかな?」
「歴史上の人物〇〇だったら、どうするだろうか?」
などと考えてみるのもおすすめです)
ちなみに、すごい経営者の方は、このアイデア出しを、2000個以上書いてきた方がいらっしゃるそうです。
その方は、
「解決できない問題がなくなった」
と言われたとか。
すごいですよね。
2000個とはいかないまでも、目指せ100個で、アイデアを書き出してみてくださいね。
⑦できる一歩を踏み出す(実際に行動する)
そうして、たくさんのアイデアを書き出したら、実際に行動に移しましょう。
具体的に、
①いつ
②何を
③どこまで(どんなふうに)
やるのかを決めましょう。
たくさんのアイデアが出ていると思いますので、
「あれもこれもやらなきゃ」
と思うと、しんどくなってしまいますし、結果、行動できない状態になってしまいます。
「何かをやるためには、何をやらないかを決めることが大事」
とも言われます。
いつ、何をやるのか。
反対に、何はやらないのかを決めて、具体的に行動すること。
行動したら、行動した自分に〇をつけること。
そして、振り返りを行い、「どうしたら、未来はさらによりよくなるか」を考え、再び行動を決めること。
そうやって、PDCAサイクルが勝手に回るようになれば、どんどん、いい状態が実現できること間違いなし!
エジソンのように、
「私は、1万回の失敗をしたのではない。
1万通りのうまくいかない方法を発見したのだ」
そんな心構えで、いろんな方法を、洋服を試着するかのように試してみてくださいね。
以上、「ごきげんな自分づくり」のための、「ピンチをチャンスに変える考え方」についてお伝えしました。
お読みの皆様の、ますます豊かな日々の実現を、心よりお祈りしています。
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