怒りの根っこはどこにある?

2020年9月17日

「怒らない子育て」

「ごきげんな子育て」

を実現するためには、

「怒りの根っこ」がどこにあるのか、

把握する必要があります。

 

生まれつき、イライラしがちだった、なんて方、いらっしゃらないですよね?

生まれた当初はみんな、ニコニコ、ごきげんだったはずです。

ということは。

どこかのタイミングで、イライラしがちな体質に変わってしまったということです。

 

え!? それはいつ? どこで?

 

考えられる可能性は3つ。

①幼少期からの親(周りの大人)の関わり・口癖・価値観

②大人になる過程での環境・外的要因

③これまでの(特に現在の)食生活

 

一つずつ見ていきましょう。

 

①幼少期からの親(周りの大人)の関わり・口癖・価値観

親(周りの大人)が子どもに、

「頑張らなきゃダメよ」「しっかりしなきゃ」

「こんなこともできないなんてダメね」

「あなたってホント、●●(ダメ・バカ・できない、などのネガティブワード)ね」

などといった言葉を頻繁に使う状況だと、子どもは、

「しっかりしなくてはならない」

「がんばらなくてはならない」

「自分はダメな子なんだ」

と、いろんなことを学習していきます。

 

怒りの根っこには、「~べき」が存在します。

(こうすべき・こうしなければならない・これはしてはならない)

 

親や周りの大人から受け継がれた価値観が、今も自分を縛り、

子どもに対するイライラの引き金になっている可能性があるのです。

 

幼少期、親から(周りの大人から)何と言われて育ちましたか?

今、お子さんに、同じことを繰り返していませんか?

 

イライラした後で、「自分は何を期待していたんだろう?」

「どんな『べき』が自分を怒らせたんだろう?」

と見つめ直すこと、非常に効果的です。

 

ぜひ、時間を取って、内省してみてください。

 

 

②大人になる過程での環境・外的要因

周りの大人からの声がけも重要ですが、どんな環境で育ったのかも、

価値観・思い込みを作る上で、非常に大きなカギを握ります。

 

例えば、兄弟関係はどうだったのか?

どういう生活を強いられていたのか?

競争が多かったのか? 恵まれていたのか? 貧しかったのか?

人生を変えるような大きな出来事はなかったか?

一人で過ごすことが多かったか? チームプレイを得意としていたか?

どんな出来事が記憶に残っているか?

そこから、何を学んだのか? 何が大事だと思っているのか?

 

もちろん、起こる出来事ももちろん大きいですが、

そこから「どう解釈したか!?」も、ものすごく大事です。

 

もし、特定の場面でイライラしがち、という方は、

これまでの記憶をたどって、何か、心のスイッチを押す出来事がなかったか、

考えてみると、いろんなことに気づけると思います。

 

(「わからない」という方は、僕ら、プロのコーチやカウンセラーを頼って頂けたら、

「怒りの根っこ」にアプローチすることが可能となります)

(その辺のアプローチ方法は、詳しくは、また追って書かせていただきます)

 

 

 

③これまでの(特に現在の)食生活

怒りもそうですが、精神疾患は特に、(発達障害なども)

8割くらいは、「食生活」が引き起こしているのではないかと思っています。

(自分自身が、うつ病を経験した時も、思い返せば、ひどい食生活をしていました)

 

 

じゃあ、どんな食生活がいいのか!?

 

たとえば、長崎のNPO法人大地といのちの会・理事長、吉田俊道先生は、

「食改善17項目」を提唱されています。

大自然の生命力とつながる食生活17項目

(3つ以上選んで、1か月間挑戦してみよう)

①元気な旬の野菜をいただこう

年中元気な野菜はない。季節によるメリハリが食べる感動を生む。食べない時期があるから元気で美味しく安い時期にたくさん食べられる。飽きないような料理の工夫を。

(7~10月)トマト,ナス,ピーマン,きゅうり,オクラが、真夏のかんかん照りの下で元気な命たちです。毎日たっぷり食べて夏に元気な体になろう。

(10~5月)冬元気な野菜…キャベツ,レタス,ホウレンソウ,コマツナ,ミズナ,ターサイ,菜の花,ブロッコリー,大根,人参,カブ,サトイモ、ショウガ、サツマイモ

ほぼ周年元気…玉ねぎ、ジャガ、ごぼう、アスパ、,ニラ

春のみ…ソラマメ、エンドウ 春と秋…インゲン

②葉野菜もいただこう

(7~10月)夏とびきり元気な葉野菜はシソ,モロヘイヤ,ツルムラサキ,ソバスプラウト。どれも家庭で簡単に育つ(特にソバはお勧め)。キャベツ、レタスはこの時期は本来育ちません。
(10~5月)レタス,キャベツ,ホウレンソウ,コマツナなどの葉物野菜が元気。人参,大根,かぶはカルシウムやファイトケミカルが葉に特に多い。人参葉で人参ご飯,卵焼き,お好み焼き,干して人参茶など

③皮ごといただこう

ジャガ(古じゃがは食べない)、ごぼう、人参、大根、レンコン、ナス、かぼちゃ等。野菜のバリアで、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルが集中。皮ごとまたは皮で別料理。

④生長点こそいただこう

細胞活性が高く、細胞分裂して生命が生まれる部分。ピーマン,トマト,きゅうり等のわき芽、人参,大根,葉野菜の葉の基部、玉ねぎ,キャベツ,レタスの芯等意外に軟らかい。スプラウト、間引き野菜は全体が生長点で根までいただける。

⑤栄養を逃がさない調理(千切り、煮る、蒸す)

生野菜は千切りで栄養吸収しやすい。千切り後に洗うと栄養流失。野菜を煮ると、養分は想像以上に煮汁に出るので煮汁ごといただく。野菜の皮(特に玉ねぎ)、芯、豆類のさや、ナス等のヘタを千切りして極弱火で沸騰させずに30分煮れば、煮汁は究極のファイトケミカルスープ。製氷皿で冷凍保存し、あらゆる料理に加える。 和え物など煮汁を捨てる調理は蒸し調理に。

⑥元気な土で育ったおいしい野菜を選ぶ

旬の普通野菜で③④が実行できたら、次は土作りを徹底した畑で雨風紫外線の中で育った無農薬無化学肥料の露地野菜を選ぶ。栄養価が高く硝酸が少ない野菜は、生で数口食べた後の後味が良い。日頃からこの後味を確かめ、元気な土の生産者を支えよう。

⑦ 母なる海とつながろう

生命の起源=海にしかない微量ミネラルがある。塩は自然海塩。わかめ、昆布、アオサ、ひじき、かじめ、のりを常食。 いりこ,あご,昆布など、粉末にしてふりかけやダシに使い全部食べる(ダシ殻に微量ミネラルが残る) さらに佃煮等でイリコを毎日食べ、ししゃも、めざし、きびな等、小魚を頭ごと食べる。

⑧食事の量の半分はご飯をいただく

親は子ども(タネ)に大切なもの全てを渡す。タネはミネラルなど生命力のエッセンス。ご飯をたくさん食べるには間食しないこと。新鮮なごま塩のふりかけを常備。いろんな豆を食べよう。ピーマンかぼちゃのタネもいただける。タネになる前のブロッコリや菜の花類もミネラルなど命いっぱい。

⑨玄米か分づき米か雑穀入りご飯にする

ひえ、きび、あわ、アマランサス、小豆、麦、黒米をちょっと加えよう。

玄米から四分づきでいただこう…炊飯前に家庭用精米機(1~2万円)で玄米を分づき精米すると、さらに水で研ぐ手間が不要で、普通に炊飯器で炊けて美味しい。

⑩朝はご飯と味噌汁

旬の野菜を皮や芯ごとたっぷり入れる。味噌は無添加、国産大豆のものを選ぼう。ダシこそ命のエッセンス。煮干,カット昆布を前夜から水に漬けると他にダシは不要。煮干しは大きめを選び、頭ごと食べる。味噌汁は朝食べなかったら夕食で。

⑪油ものを減らす

揚げ物,油菓子,ドレッシング,マヨネーズ,バターマーガリン,肉,卵など油の取りすぎがアレルギーの一因。日本人の半数は高脂血症(病気直前)。アイス、コーヒークリーム、パン,ケーキのクリームやチョコも安物は油が主原料。サラダ油やてんぷら油等の精製油をやめて、圧搾油を選ぶ。

⑫たくあん,ぬか漬け,納豆,梅干を食べよう

ファイトケミカルだけでなく、微生物代謝物質も酵素もいただける究極のナマ食。原材料名に生き物だけ表示されているものを選ぶ。塩は自然海塩。安いたくあんや梅干は、絵の具と調味液に漬けただけで、微生物代謝物質や有機酸が大変少ない。

⑬加工食品、調味料を選ぶ

添加物で本来の2倍量に増やした食品が氾濫。原材料にほとんど生き物の名前だけ書いているものを選ぶ。たんぱく加水分解物,アミノ酸等を使った物では各種ミネラルが取れない。

砂糖は未精製きび砂糖。生命力ある素材を選べば、料理を砂糖で甘くごまかす必要がない。人工甘味料に注意。醤油は、原料が大豆と小麦と自然塩だけなら、その味香りは微生物の代謝物質(生命力の源泉)の積み重ねで出来たもの。逆に安い醤油,ソース,つゆ,たれは化学的に味を調合した砂糖液。

⑭ のどが渇いたら、水や家茶

市販ジュースは糖分が非常に多い。番茶,紅茶、スギナ,どくだみ,柿葉,よもぎ,人参葉など何でも家でお茶を作ろう。ペットボトル飲料ならお茶よりミネラルウォーター。冷たいものは口で暖めてから飲み込む。

⑮間食、夜の飲食をひかえる

一日一回の空腹で免疫力アップ、だ液胃液が出て腸が活性化し便秘やアレルギー疾患も改善。ご飯の前に菓子,パン,ジュースをとらない。食後のデザートや夜食はできるだけやめよう。夜に熱帯果物,コーヒーココア,氷等をとると、いちばん温度を保ちたいおなかにクーラーを入たようなもので、低体温、寝起きの悪さや大半の病気の誘因。

⑯ひと口、 30回以上かんで食べよう

唾液が食物中の毒を約90%分解。消化促進便秘改善、記憶力,視力強化、小食で満腹感等効果絶大。3週間集中実践で癖になる!「ありがとうございます」を3回で30回。液体で流し込まない。飲み物は食事終了までテーブルに置かない。めざし、固形煮物等かむ料理を増やす。

⑰ 心から感謝していただこう

手を合わせ、食べられる命がこれまで一生懸命生きてきた様子を想像し、その生きる力が自分になってくれることを想像してからいただこう。食事中、美味しいと言おう。テレビは見ないで味わって食べる。夢を実現できる人は、地球の無数の命たちが自分の体に入り、自分を支え、応援していることを、食事のたびに感じることのできる人です。

食以外の大切な生活習慣:おなかを冷やさない、歩く、笑う、ありがとうと言う、鼻呼吸、半身浴、早寝早起き

あなたの毎日の小さな食の選択こそが、家族の幸せにつながり、地域の真剣な農家や食品企業を応援し、元気な子供たちや活力ある幸せな社会の実現につながっています。あきらめないで! 夢を描いて、楽しく続ける! 続けられた自分をほめて!

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これらを実践するだけで、身体は確実に変わります!

(僕が変わった事例は、また追って)

 

他にもいろいろ紹介したい話があったんですが、長くなりました。

 

できることから、一歩ずつ、実践していってもらえたらと思います。

 

お読み頂き、ありがとうございます!

イライラ・クヨクヨしない『ごきげんな子育て』 西畑良俊先生のプロフィール写真
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この記事を書いたおせっかい先生
イライラ・クヨクヨしない『ごきげんな子育て』 西畑良俊
「心を育み合う関係性づくり」セミナー、「勇気づけて育てる人になる」セミナー、イライラしない親になる「ごきげんな子育て」セミナー、「怒らない叱り方」講座、ペップトーク、コーチング、マインドフルネス、など各種セミナーを開催しているオフィス・イマココの西畑良俊です。 子どもの心を育む大人の関わり、自分の心を育む方法などをコラムとして執筆していきます。宜しくお願い致します!
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