電気の計算

2023年1月25日

電気料金の計算方法

こんにちは!寒い日が続いていますね!
テレビをつけると「電気料金の値上げ」とか「電気料金高騰化」とか不気味なことばかり取り沙汰されていますよね。

私はもと電力業界の営業を行っていました。

【電気料金ってどう計算してるか知ってますか??】
と聞くとほぼ99%の人は知りません!て。
でもなんだか高いんだよ!と。

今回ちょっと計算してみようと思います。

ちなみに今回は一般的な東京電力試してみます。
大抵オール家電じゃない人は従量電灯Bってプラン。

基本料金+従量料金+燃料調整費+再生エネルギー賦課金=電気料金となります。
↓単価表

一軒家4人家族 大体電気の使用量は1ヶ月600KWhくらいって言われています。

そうなると 1716円(60A基本料金)+電力量料金【25.01円(0-120KWh単価)×120KWh】+【31.61円(120-300KWhまでの単価)×180KWh】+【35.70円(300KWh以上の単価)×300KWh】

この料金が単純な基本料金+従量料金となります。

実は単価って値上がり値上がりって言うけど、ずっと変わってなかったんです。

ここに燃料調整費と再エネ賦課金が足されるわけです。
この燃料調整費、、これが値上がりの大ポイントです。

原子力・火力発電に必要な燃料代。これの計算方法は
中々難しいんですが、係数×使用量となります。

2022年1月だと5.13 600KWh使用時

燃料費=600KWh×5.13 =3078円

ちなみに2021年3月の係数は、マイナス4.85
燃料費=600KWh×-4.85=マイナス2910円

つまり同じ使用量なのに2021年3月と比べると、5988円も高くなっています。
これがカラクリ。基本料金・従量単価の値上げではなく、燃料調整費の値上がり。

そして今まで燃料調整費は上限がありましたが、それも引き上げられると。。
一体いくらまでになるんじゃーってとこで政府が介入。

燃料調整費が来月分から7円の補助が。だから来月の係数はマイナス1.87に。。
と思っていたら、東京電力は6月から従量単価の引き上げの申請を国に提出と。

ちなみに再エネ賦課金も毎年5月に係数が決定し、使用量にかかってきます。
今年4月まで、3.45円/KWh 去年は3.36円/KWh
今年5月から高くなるのは間違いなくて、業界的には将来的に5円までにはなるだろうって言われてたりします。

つまり600KWh使用すると
600×3.45=2070円
これが電気料金に加算されます。

基本料金+従量料金+燃料調整費+再生エネルギー賦課金=電気料金

私個人で思うことはここはやはり使用量を減らせる太陽光しかないんじゃないか?と。
節電も大事だけど、変わる何かも必要なご時世なのかもしれませんね。

今日はちょっと怖い話になってしまいましたが、良い節電グッズとかあったらぜひ教えてくださいね♪

 

 

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この記事を書いたおせっかい先生
NANASE株式会社 中村
NANASE株式会社 スタッフ中村です! ものづくり・製造業について初心者ですが、NANASEで学んだことなどびっくりしたことなどお届けしたいと思います♪ また前職の経験から、ケーキの作り方や美味しい店、高い電気代どうして?など電気事情についてもお伝えできたらなと思います。 さらに!来年1月からイギリスに住む予定なので、イギリスってこんなところだよ、英語話せないとどうなるの?仕事どうしてるの?なんてことを楽しくお伝えしていきたいと思います♪
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