競争から共創へ〜帝王学の教え10〜

2021年1月16日

ビジネスは常に競争の中にあります。

どんな業界にもライバルはいるもので、大企業にも、中小企業にも、個人事業であっても大なり小なり競争はあるものです。

しかし、孫子の兵法には『百戦百勝は、善の善なる者には非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり』とあります。これは要
約すると『戦いに勝つ人よりも、戦わないで勝つ人の方が本当はすごい人』となります。

ビジネスにおいても競争をすることは愚かであり、戦わずして勝つことが最良である、と言えるのです。

ビジネスにおける競争は『市場の奪い合い』です。すなわち、既にある市場から、お金をより多く自社
のために奪い取ることしかできないのです。

また、競争ではお金を新しく生み出すことはできません。

お金を生み出すことができるのは、競争ではなく“創造”です。

どんな時代であっても、市場を支配するのは『新しい価値を創造する人』です。

小金持ちではなく、大金持ちになろうと望むのであれば、市場からお金を奪うことではなく、お金を生み出すことを考えなく
てはなりません。

お金はどんどん生み出すことができる。ということを信じられるでしょうか?

例え話で説明します。AさんとBさんという2人がいるとします。Aさんは1億円のお金を持っています。
Bさんはお金はありませんが、大工の技を持っていて家を建てることができます。この時点でその場に
は1億円の価値がありますね。

さて、Aさんはその1億円を使って、Bさんに1億円の家を建ててもらいました。

するとその場には、いくらの価値があることになるでしょうか?・・・正解は、2億円です。

Bさんには1億円のお金が、Aさんには1億円の価値のある家がありますね。

何もないところから、1億円の新しい価値が生まれました。

つまり、新しい価値を創造すると、世の中にお金が増えてどんどん豊かになっていく、ということで
す。新しい価値を生み出す人の元にお金は集まります。

お金持ちになる人は競争をしていません。ただ、新しい価値を創造しているだけなのです。

同業であっても争うことをせず、お互いに協力することができます。

例えば、大手飲料メーカーのアサヒとキリンは、物流部門で協力関係を結んでいます。

トラック輸送費の高騰から、売るべき商品はある
のに運ぶ術がない、という共通の問題を解決するために、鉄道コンテナで共同輸送を始めました。輸送
コストが大きく削減され、共同輸送は両社にとってメリットしかありません。

他にも、プロ野球チーム
はグラウンドに出ると、勝った負けたの勝負です。

しかし、ファンがいなければ、どちらのチームにも報いはありません。

プロ野球を盛り上げてファンを獲得するために、どの球団も力を合わせて様々な企
画を打ち出しています。

同業者が協力し合うことで、新しい価値を生み出すことができるのです。
造語ではありますが、複数の企業が協力して新しい価値を生み出していくことを『共創(きょうそ
う)』と呼んでいます。

同業社であっても、全く違う分野の他社であっても、お互いに手を組み、新し
い価値を生み出すことができるんだ、という考え方です。異業種の枠を超えた多様性の中から、それま
でにない新しい価値が生まれていくのです。

新しい価値は無限に創造できます。

だから、市場を奪い合う必要はありません。競合について頭を悩ませる必要もありません。

競い合わないように、むしろ協力することを考え、新しい価値を創造していくことが大切です。

競争から共創へ、考え方をシフトしていくのです。

 

 

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