基礎の反復練習を繰り返す〜帝王学の教え3〜

2020年11月6日

何事においても、基礎を怠らないことです。『基礎を極める』ということはありません。
人生は、基礎の反復練習を積み重ねる努力が全てなのです。
世に影響力のある人ほど基礎の反復練習を大切にしています。大リーグで活躍し、世界的な記録を残し
た元プロ野球選手のイチローは次のような名言を残しています。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもない所へ行くただ一つの道だと思っています。」
イチローは完璧なバットコントロールと選球眼、そして類まれなる運動能力で数々の記録を打ち立てて
いますが、その裏では、素振りとスローイングとストレッチという基礎の基礎を徹底して繰り返す日々
を送っていたといいます。少年野球の頃から変わらぬ日課が、基礎の
猛練習の日々が、イチローを極みに登らせたのです。
トップになっても毎日基礎をやり続けているのです。やり続けるからこそ、トップになれるとも言える
でしょう。そして、プロであればあるほど基礎を大切にすると言えます。例えば、プロ野球選手は毎日
基礎練習を欠かさないでしょう。ですが、草野球の選手で毎日基礎練習をしている人は稀です。つま
り、もし毎日の基礎練習をサボっているのだとすれば、プロ意識に乏しい人なんだ、ということです。
また、革新を起こすような人も基礎を疎かにしません。スペインの画家であるピカソは、『ゲルニカ』
に代表されるような“キュビズム”というそれまでにはなかった全く新しい画法を生み出しました。晩年
のピカソの作品だけを見ると“変わった絵を描く人”に見えるかもしれませんが、ピカソは幼少期から
『言葉を覚えるより先に絵を描いていた』とされ、ピカソ自身も子供の頃から「ラファエロのように描
くことができた。」と語っています。そして、生涯絵を描き続け、常に表現技法の探究をしていまし
た。つまり、徹底した基礎の反復練習があったからこそ、多くの人々を感動させる革新的な芸術作品を
作り出すことができるようになったのです。
歌舞伎役者、中村勘三郎さんのお話です。ある時記者が、「勘三郎さんの演技は型破りですね。」そう
語りかけたところ勘三郎さんは「なに言ってやんでい!型破りって言うのはなあ、型があるから型破
り。型が無ければそいつは単なる形無しなんだよ!」と話したそうです。型を徹底的にやりきったから
こそ、型破りができます。すべてのものごとの土台となるのは基礎です。基礎があってこそ、その上に
積み重ねていくことができるのです。
剣豪、宮本武蔵が書いた「五輪書」には「朝鍛夕錬(ちょうたんせきれん)」という言葉が残されてい
ます。これは「千日の行(ぎょう)をもって鍛と為し、万日の行をもって錬と成す」という意味で、事
を成すには千日(約3年)、万日(約30年)はかかるということを説いた言葉です。要約すると「基礎
を30年続けなさい」ということです。
古来より何かのものごとを成し遂げた偉人の言葉で、基礎の反復練習の大切さを説いたものは数え切れ
ないほどあります。
あなたにとっての基礎とは何でしょうか?もうできているからと言って、基礎を疎かにしないことで
す。日々、その基礎を繰り返し、コツコツと鍛錬していくことだけが、本当に大きなものごとを成し遂
げられる道につながっているのです。

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この記事を書いたおせっかい先生
ドイデンキ株式会社 福地裕介
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